VO2maxが実際に測っているもの
VO2maxとは、体が1分間に取り込める酸素の最大量のことで、体重1キロあたりのミリリットル毎分で表します。有酸素能力を表す指標として、最も広く使われています。
VO2maxが高いということは、負荷がかかったときに体が効率よく酸素を運んで使えるということです。トレーニングで伸び、年齢とともに下がり、一部は遺伝で決まります。ただし、パフォーマンスのすべてではありません。レース当日には、ランニングエコノミーや乳酸閾値も同じくらい大事です。
Daniels & Gilbert法
Jack DanielsとJimmy Gilbertは、ラボで酸素摂取量を直接測る代わりに、レースの結果とそれに対応するVO2maxの関係を明らかにしました。その結果がVDOTで、有酸素能力とランニングエコノミーを1つの数字にまとめたものです。
推定がいちばん正確になるのは、基準にする運動が5〜90分で、全力で走ったものの場合です。最近の5Kや10Kなら最も精度の高い数字が出ます。楽なロング走は入力に使えません。
VO2maxの目安
以下の範囲は自分の位置を知る参考になりますが、それ自体が目標ではありません。年齢や性別によって大きく変わります。
- 運動習慣のない大人:およそ25〜35 ml/kg/min。
- 定期的に走る市民ランナー:およそ40〜50 ml/kg/min。
- レースに出るクラブランナー:およそ55〜65 ml/kg/min。
- エリートの持久系アスリート:70以上。トップクラスの選手は80を超えます。